日本プロ音楽録音賞 応募要項

第31回日本プロ音楽録音賞実施について

 第31回日本プロ音楽録音賞運営委員会

       委 員 長  高田 英男
副委員長  高橋 邦明

 レコーディングの現場において日夜努力をされているエンジニアを顕彰するこの制度は、今回第31回を迎えることとなりました。
これも、ひとえに関係各位のご理解とご支援の賜と心より感謝申し上げる次第です。

本年度の応募作品の分類につきましては、昨年同様にBest Sound部門とSuper Master Sound部門を統合したBest Master Sound部門、そしてImmersive部門、アナログディスク部門を今年度も継承しつつ、審査方法等につきましては更なる精査及び検討を行い、評価・顕彰させていただきます。

 なお、優秀賞に選定された作品を音楽業界主要5団体が設立したCEIPAが開催する「Music Awards Japan 2026」の「グランプリエンジニア賞 in association with PMRAJ」ノミネート対象作品として、顕彰区分を超えた審査・評価により1作品を選定し顕彰いたします。(予定)

本年度の応募作品対象期間につきましては以下の通りです。
【応募作品対象期間】
・2024年9月1日から2025年8月31日とさせていただきます。

尚、本年度第31回の実施に際しましては、一般社団法人 日本オーディオ協会(JAS)、一般社団法人 日本音楽スタジオ協会(JAPRS)、特定非営利活動法人 日本レコーディングエンジニア協会(JAREC)、一般社団法人 日本レコード協会(RIAJ)、一般社団法人 MPN、日本放送協会(NHK)の6団体により第31回日本プロ音楽録音賞運営委員会を構成することとなりました。

この顕彰制度につきましては、ご後援を頂いております経済産業省をはじめ、関係者より高い評価を頂いておりますが、運営委員会といたしましては、第31回日本プロ音楽録音賞を成功させるべく、一層努力して参る所存です。

また、第31回につきましても、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け運営いたします。

最後に、より多くの皆様からの作品の応募と、関係各位のご協力を心よりお願い申し上げます。

「第31回日本プロ音楽録音賞」応募要項

1.実施目的

本賞は音楽文化と産業の発展の一翼を担う録音エンジニアが制作し応募した音楽録音作品について、エンジニアが有する音楽に対する感性、技術力等を評価することにより、授賞対象優秀作品および最優秀作品並びにベストパフォーマー賞を選定し、これに携わり制作を担ったエンジニアおよびベストパフォーマーのアーティストを顕彰することでエンジニアの技術の向上と次世代エンジニアの発掘を図ることを目的とし、表彰を行うものです。

2.審査対象

(1) Best Master Sound部門、Immersive部門、アナログディスク部門および放送部門の放送メディア作品

国内において企画され、2024年9月1日から2025年8月31日までの間に初めて国内で発売(2025年9月30日までにサンプル盤が配布されているものを含む)、または公に放送・配信された(2025年9月30日までに放送・配信が決定しているものを含む)音楽録音作品を審査の対象とする。
尚、旧譜の音源が新たにミキシングもしくはカッティングされた作品は応募が可能です。
但し、全ての作業を国外で行った作品を除く。

3.応募資格者

(1)自薦:応募作品の制作に主要な役割を担ったエンジニア(Best Master Sound部門、アナログディスク部門はマスタリング・エンジニアを含む)とする。
(2)推薦:レコード会社・音楽出版社・番組制作会社等のディレクター、プロダクションの担当者、ミュージシャン等を含めた制作関係者、および運営委員会が推薦を依頼した関連各社とする。

4.受賞資格者

最優秀作品および優秀作品の制作に主要な役割を担ったエンジニアとし、Best Master Sound部門、アナログディスク部門および放送部門は1作品当り3名以内、Immersive部門については1作品当り2名以内とする。

5.応募作品の分類および授賞区分

応募作品部門の分類および授賞区分は次の通りとなります。

Best Master Sound部門

クラシック、ジャズ、フュージョン(2ch)(CD、SACD、DVD、BD & 配信)
ポップス、歌謡曲(2ch)(CD、SACD、DVD、BD & 配信)

Immersive部門

サラウンド作品全般、ジャンルを問わず

アナログディスク部門

chステレオ、33 1/3・45回転、ジャンルを問わず

放送部門

2chステレオ

ラジオ番組(AM、FM、衛星放送、有線放送)
テレビ番組(地上波、衛星放送)

マルチchサラウンド

テレビ番組(地上波、衛星放送)

ベストパフォーマー賞

Best Master Sound部門、Immersive部門、アナログディスク部門の全応募作品よりベストパフォーマーを選定。

6.応募作品のメディア

【Best Master Sound部門】のパッケージ作品は市販商品での応募とし、他の音声記録メディアによるコピーでの応募は受け付けません。ノンパッケージ作品のオーディオ・ファイル・フォーマットは、実際に配信されている音源と同等なファイルおよびフォーマットでの応募を基本とする。(WAV、FLACおよびDSDIFF、DSF等)
【Immersive部門】のパッケージ作品は市販商品での応募とし、ノンパッケージ作品はマルチチャンネル音源でのミックスマスターとして、ファイル・フォーマットはWAV、およびADM BWF、DSDIFF、DSF等とする。360 Reality Audio音源につきましては、360 WalkMix CreatorなどでExportされたMaster ADM、もしくは非プリレンダリング(Unprocessed)Exportなど360 WalkMix Playerで再生できるフォーマットでご応募を基本とし、48kHz 24bit LPCM(MPEG-H圧縮後にWAVに変換された24オブジェクト音源)のご応募でも可能とします。その他のデータについては事務局へご相談ください。(※ご応募いただいた音源につきましては審査のみの再生となりますが、納品マスターを応募作品とする場合は必ず制作ご担当者の許諾を得て下さい。)
【放送部門:2chステレオ】 ビデオ(XDCAM、P2)およびWAVファイル。
【放送部門:マルチchサラウンド】 ビデオ(XDCAM、P2)
XDCAM、P2は内部データをすべてBlu-ray Discにコピーしての応募も可能です。
(※放送番組全編ではなく、視聴希望パートのみをコピーしてご提出ください。)
また、映像圧縮フォーマットについては、応募用紙に記載している通りです。
4K放送作品につきましては、審査の都合上2Kにダウンコンバートしてご応募下さい。
HDCAMでの作品応募につきましては事務局までお問い合わせ下さい。
尚、最大ch数は5.1chとし、22.2chで放送されている作品は、ダウンミックスされた作品での応募とします。
※XDCAMのメディアは3層(黄色)を避けてご応募ください。

★放送メディアに応募の際は、局および制作会社の担当者に事前了解を得て下さい。
また、ラジオ番組に関しては、担当されている皆様からのより広範囲な応募を期待しております。
更に、放送局の外部制作者として音楽番組を担当されている皆様からの積極的な応募も期待しております。

7.応募作品数

応募作品の制作に主要な役割を担ったエンジニア1名1作品の応募を原則とします。但し、Immersive部門、アナログディスク部門、および応募作品を共同制作したエンジニア等及び推薦作品についてはこの限りではありません。

8.応募方法

応募要項巻末の応募項目を確認いただき、一般社団法人日本音楽スタジオ協会ホームページ“第31回日本プロ音楽録音賞”ご案内ページ内リンク先にある各部門のエントリーフォームから必要項目をご入力いただくか、各部門の応募用紙をダウンロードいただき必要項目をご入力のうえ、運営事務局(japrs@japrs.or.jp)までメール添付にてお送りください。
パッケージ作品につきましては市販商品をお送りいただき、その他音源ファイル等につきましては、各種メディアにコピーもしくはアップロード等にてお送りください。
※応募作品の返却を希望される方は、送料をご負担いただくこととご了承下さい。

9.応募受付期間

応募受付期間は、2025年9月1日(月)から9月30日(火)までの必着とします。

10.応募作品送付先

一般社団法人 日本音楽スタジオ協会
事務局長 内藤 重利
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町565-10 ビルデンスナイキ302
E-mail:japrs@japrs.or.jp
TEL 03-3200-3650

11.審査方法

曲名や所属先名およびエンジニア名などを伏せたブラインドホールド式で行い、共通審査項目をそれぞれ採点し、100点を満点として得られた採点表を集計し、平均点の上位得点の中から授賞対象優秀作品(ノミネート作品)を選定し、その中から最高得点作品を最優秀賞に決定します。尚、審査委員が関わる応募作品については、審査をせず不採点とし、他の審査委員の採点を集計することにより公平を期しています。

12.審査発表

各部門ごとに審査委員会を構成して、応募作品を審査します。
Best Master Sound部門の“クラシック/ジャズ/フュージョン”および“ポップス/歌謡曲”については各優秀2作品、Immersive部門については優秀4作品(予定)、アナログディスク部門については各優秀2作品、放送部門2chステレオおよびマルチchサラウンドについては各優秀2作品、そしてそれぞれを事前発表し、2025年12月5日(金)「音の日」の授賞式会場(KANDA SQUARE HALL)に於いて、各部門の最優秀作品を発表いたします。それ以前の問い合わせには応じられません。
なお、優秀賞に選定された作品を音楽業界主要5団体が設立したCEIPAが開催する「Music Awards Japan 2026」(開催日時未定)において「グランプリエンジニア賞 in association with PMRAJ」のノミネート対象とし、更に顕彰区分を超えた審査評価により1作品をとして選定し発表いたします。(予定)

13.審査委員の構成

総合審査委員長
内沼 映二
副審査委員長
高田 英男、高橋 邦明
Best Master Sound部門、
Immersive部門、
アナログディスク部門
審査委員 今関 邦裕、内沼 映二、小長谷 成希、川澄 伸一、倉田 信雄、塩澤 利安、末永 信一、高田 英男、高橋 邦明、角田 敦、内藤 哲也、 松武 秀樹、三浦 瑞生、吉田 保、脇田 貞二、渡辺 昭人
放送部門
審査委員 深田 晃、阿部 健彦、五十嵐 公彦、今村 公威、亀川  徹、中島 博和、松永 英一

14.主催、後援、協賛、賛助および協力(※申請中を含みます)

主   催 「第31回日本プロ音楽録音賞運営委員会」(下記5団体にて構成)
一般社団法人 日本オーディオ協会、
一般社団法人 日本音楽スタジオ協会、
特定非営利活動法人 日本レコーディングエンジニア協会、
一般社団法人 日本レコード協会、
一般社団法人 MPN
後   援
経済産業省(※申請中)
協   賛
NHK、一般社団法人 日本民間放送連盟、株式会社ステレオサウンド
賛   助
Sound&Recording Magazine、CD Journal、Stereo Sound、Audio Accessory、analog
協   力
NPO法人ミュージックソムリエ協会、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ/mora/ソニー・ミュージックスタジオ、Xandrie Japan株式会社/Qobuz、オトトイ株式会社/OTOTOY、株式会社サウンド・シティ、パナソニック株式会社、株式会社ミキサーズラボ/ワーナーミュージック・マスタリング、ビクターエンタテインメント株式会社/ビクタースタジオ、株式会社ジェネレックジャパン、日本コロムビア株式会社、株式会社JVCケンウッド・クリエイティブメディア、株式会社キング関口台スタジオ、東洋化成株式会社、東放学園音響専門学校 (以上順不同、申請中を含みます)

※第31回日本プロ音楽録音賞は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け運営されています。

15.問い合わせ先および各主催団体

一般社団法人 日本音楽スタジオ協会(運営事務局)
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町565-10 ビルデンスナイキ302
事務局長 内藤 重利
TEL:03-3200-3650
お問い合わせフォーム
一般社団法人 日本オーディオ協会
〒108-0074 東京都港区高輪3-4-13 第二高輪偕成4F
専務理事・事務局長 末永 信一
特定非営利活動法人 日本レコーディングエンジニア協会
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町565-10 ビルデンスナイキ302
事務局 伊東 真奈美
一般社団法人 日本レコード協会
〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル13
企画・広報部部長 丹野 祐子
一般社団法人 MPN
〒107-0061 東京都港区北青山2-10-29 日昭第2ビル2F
常務理事 高村 宏

顕彰規定および補足説明

1.顕彰規定について

(1)Best Master Sound部門の最優秀作品と優秀作品については、ミキシング・エンジニアおよびマスタリング・エンジニアに対して、表彰状および楯を贈呈。作品制作に貢献されたスタッフ(アシスタント・エンジニア等)に1名に対して、表彰状を贈呈し、共同作業の成果を顕彰します。
作品制作に貢献されたスタッフ(アシスタント・エンジニア等)に1名に対して、表彰状を贈呈し、共同作業の成果を顕彰します。
(2)Immersive部門については、ミキシング・エンジニアに対して表彰状および楯を贈呈。
作品制作に貢献されたスタッフに1名に対して、表彰状を贈呈し、共同作業の成果を顕彰します。
(3)アナログディスク部門については、カッティング/ミキシング/マスタリング・エンジニアおよびカッティングスタジオに対して表彰状および楯を贈呈。(旧譜を新たにカッティングした作品については、顕彰対象はカッティング/マスタリング・エンジニアのみとなります。)
(4)放送部門の最優秀作品と優秀作品については、ミキシング・エンジニアに対して、表彰状および楯を贈呈。
セカンド・エンジニアおよび作品制作に貢献されたスタッフ1名に対して、表彰状を贈呈し、共同作業の成果を顕彰します。
(5)ベストパフォーマー賞については、Best Master Sound部門およびImmersive部門の全応募作品よりアーティスト1組を選定し、表彰状および楯を贈呈。
(6)次世代を担うエンジニアの顕彰を目的として、30歳代までのエンジニアが担当した応募作品(Best Master Sound部門、Immersive部門、アナログディスク部門の全応募作品)よりニュープロミネント賞を選定、表彰状および楯を贈呈。(エンジニアの年齢記載にご協力ください。年齢公表はいたしません。)

2.補足説明

(1)Best Master Sound部門、Immersive部門の中で、作品の制作に大きく関わったメインスタジオにも表彰状および楯を贈呈。
(2)但し、放送部門については、スタジオの表彰はありません。
(3)レコード会社や音楽出版社等のディレクターの方、プロダクションの担当者およびミュージシャン等を含めた制作関係者の皆様からの推薦は、1人1作品にさせていただきます。
(4)自薦での応募は一人一作品、ただしImmersive部門・アナログディスク部門の作品は除く。
(5)再発売またはそれに準じる作品について
すでに一度発売され、あらたにリマスタリングされたものは審査の対象になりません。
また、配信の場合、一度発売された旧譜を新たなミキシングをせずに配信したものは審査の対象になりません。
アナログディスク部門については、旧譜音源を新たにカッティングされ発売された作品は審査対象となります。ただし、その場合はカッティング/マスタリング・エンジニアのみが顕彰対象となります。
(6)同一エンジニアが、ある作品では主要な役割を担い、別の作品では共同制作者であった場合は複数作品の応募が可能です。

※応募用紙をダウンロードしてご記入の場合、エンジニア区分が記されていない空欄につきましては、作品制作に貢献したスタッフ(1名まで)を記入して下さい。

3.審査について

(1)Best Master Sound 部門においては審査委員全員による予備審査を行い、選出された作品を本審査委員会に於いて審査します。
(2)Best Master Sound 部門以外は基本として予備審査を予定しておりませんが、応募作品数によってはその限りではありません。

4.作品の返却について

(1)応募作品は原則として返却いたしませんが、返却を希望される場合は、その旨お申し出下さい。
(2)作品の返却につきましては、発送にかかる実費をご負担いただきます。

5.応募(エントリー)について

各部門WEBエントリーフォームにご入力いただくか、各部門の応募用紙(Excelファイル)をダウンロードし、必要項目をご入力のうえ運営事務局(japrs@japrs.or.jp)までメール添付にてお送りください。
WEBエントリーフォームからのご応募につきましては、登録いただいたご連絡者のメールアドレス宛にご入力内容の編集リンク先を記したメールをお送りいたしますので(最初の情報入力後のみ)、エントリー後に情報の追加や修正いただくことも出来ます。入力途中で不明な情報がある場合でも一旦フォームをお送りいただき、後に入力途中のフォームにアクセスいただき情報の追加も可能です。

応募要項ダウンロード(PDF版)

エントリーフォーム(※今年度の応募受付は終了しました。)

Best Master Sound部門(クラシック、ジャズ、フュージョン)

Best Master Sound部門(ポップス、歌謡曲)

Immersive部門

アナログディスク部門

放送部門2chステレオ

放送部門マルチchサラウンド

応募用紙ダウンロード

Best Master Sound部門(Excel)(PDF

Immersive部門(Excel)(PDF

アナログディスク部門(Excel)(PDF

放送部門(Excel)(PDF

お問い合せは
JAPRS事務局まで

03-3200-3650